■ 7月30日-31日開催!「セルロースナノファイバーの最前線2025」に参加

弊社は、7月30日(水)・31日(木)の2日間、化学工業日報社主催「セルロースナノファイバーの最前線2025」に、静岡大学・富士市CNFプラットフォーム(株式会社石川総研・TENTOK株式会社・東洋レヂン株式会社)として参加いたします。

■ 特許技術「熱可塑性複合樹脂」の革新性を展示

今回の展示では、弊社が開発し特許を取得した「熱可塑性複合樹脂」技術(特許公開番号:2023-133655)を中心にご紹介いたします。これは、セルロースナノファイバー(CNF)と熱可塑性樹脂、エチレン系共重合体、揮発性物質を混錬する技術です。

従来の樹脂加工では困難とされていた「揮発性物質の長期徐放」を実現し、香料、防虫剤、殺菌剤などの機能性成分を樹脂に配合しながら、その効果を長期間持続させることが可能となりました。製造プロセスも既存設備を活用した一工程で完結するため、実用化への道筋が明確な技術として注目されています。

■ 産学官連携で取り組むCNF実用化への挑戦

静岡大学・富士市CNFプラットフォームとしての参加は、弊社の産学連携への積極的な取り組みを示すものです。CNFは「鉄の5倍の強度、重量は5分の1」という優れた特性を持つ日本発の天然ナノ素材として世界的に注目されており、自動車から化粧品まで幅広い分野での応用が期待されています。

弊社は長年培ってきたコンパウンド技術を活かし、CNFの実用化と新たな用途開発に貢献してまいります。単なる強化材としてではなく、機能性付与材料としてのCNFの可能性を追求し、お客様の製品開発をサポートいたします。

■ ブースで香り付きペレットの実際の効果を体験可能

展示ブースでは、開発した香料徐放複合樹脂から製造した香り付きペレットを実際にお手に取り、その香りを体験していただけます。従来技術では困難だった「樹脂加工後も香りが持続する」効果を実感していただける貴重な機会です。

技術担当者が、製造プロセスの詳細、応用可能な分野、カスタマイズ対応などについて詳しくご説明いたします。新製品開発をお考えの皆様、CNF活用にご興味をお持ちの皆様のお越しを心よりお待ちしております。

開催概要

  • 名称:セルロースナノファイバーの最前線2025
  • 日時:2025年7月30日(水)13:00~17:00 / 31日(木)10:00~17:00
  • 会場:大阪産業創造館 3階 マーケットプラザ
  • 主催:化学工業日報社
  • 展示会公式サイト:https://cdsympo.com/cnf2025/index.html

大阪産業創造館へのアクセスは、地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町駅」から徒歩約5分と大変便利です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

■ お問い合わせ・技術相談のご案内

香り付きペレット・コンパウンド(混錬)に関するご不明な点などありましたら、お気軽にお問合せください。

コンパウンド(ルーダー)部門紹介ページ:https://www.resin.co.jp/works/compounding/

お問合せフォーム:https://www.resin.co.jp/contact/